≪鍼灸科≫ 押して、もんで、セルフdeツボ療法(13)
崑崙
この経穴は外くるぶしの後ろでアキレス腱との間のくぼみの中央に
あります。足関節の痛みの特効穴であり、腰痛に効くツボで、治療で
よく使われでいます。
「崑崙」という名前は中国の伝説の山、崑崙山に由来するものです。
外くるぶしの高まりを指していますが、同時に「高いところ」を意味
しています。目の痛みやのぼせ、頭痛などの頭部の症状、つまり、
高いところの症状にも効果があるツボなのです。
この経穴は【足の太陽膀胱経】という経脈の中のツボなのですが、
この経脈は目頭から始まり、額、頭を通って背中から臀部、大腿、
ふくらはぎを下り、外くるぶしを通って、足の小指で終わります。
この経路を辿ると、足にある「崑崙」が、目や頭に効くという説明
にも納得できます。
このあたりを指で押してみて、痛みが透るところに当たれば、そこが
「崑崙」です。
※図の引用:WHO/WPRO標準経穴部位 医道の日本社